【釧路湿原】おすすめ展望台を観光｜北斗展望台園地

北海道・釧路市に広がる日本最大の湿原、釧路湿原。四季ごとに姿を変える雄大な自然を、いちばん間近に感じられるのが展望台めぐりです。

今回は、実際に「釧路市湿原展望台」から出発し、湿原展望台遊歩道を歩いて北斗展望台園地へ。その後、車で移動して細岡展望台（細岡駐車場）からの絶景も堪能してきました。

この記事では、釧路湿原の湿原展望遊歩道の歩き方、アクセス、駐車場情報、そして実際に歩いたからこそ分かったおすすめポイントや見どころを紹介します。

 釧路湿原を「歩いて楽しみたい人」「どの展望台に行くか迷っている人」にぴったりの内容です。

釧路湿原とは？日本最大の湿原で出会える絶景と自然の魅力

北海道の東部、釧路市・釧路町・標茶町・鶴居村にまたがる釧路湿原は、東京23区よりも広い約2万8,000ヘクタールの日本最大の湿原です。1980年にラムサール条約に登録され、世界的にも貴重な自然環境として守られています。

湿原の特徴は、四季によって全く異なる表情を見せること。夏は青空の下にヨシが茂り、トンボや野鳥が飛び交い、秋には金色に輝く草原が一面に広がります。そして冬は一面が白銀の世界に変わり、凍った湿原に朝日が差す光景はまるで絵画のようです。

さらにこの地は、タンチョウをはじめとする野生動物の楽園。時にはエゾシカの親子やキタキツネに出会えることもあります。雄大な自然の中で、野生が息づく音と風を感じられるのが釧路湿原の魅力です。

そんな大自然を一望できるのが湿原各地に点在する展望台。なかでも「北斗展望台」「細岡展望台」は、それぞれ異なる角度から湿原のスケールを体感できる人気スポットです。

釧路市湿原展望台から北斗展望台園地へ！

展望台と湿原展望台遊歩道の基本情報

今回の旅は、釧路市街地から車で約1時間の場所にある釧路市湿原展望台からスタートしました。駐車場も広く（普通車200台ほど駐車可能）、アクセスしやすい立地です。

展望台の建物自体がレンガに包まれた立派な造りで、館内には湿原の歴史や動植物の展示、観察ポイントのパネルなどが充実しています。この形は湿原の代表的な植物の「ヤチボウズ」をモチーフにしているらしいです。

展望台の最上階からは、広大な釧路湿原の一部を観察できます。

住所：〒084-0922 北海道釧路市北斗６−１１

営業時間 ：4月〜9月 8:30〜18:00、10月〜3月 9:00〜17:00
定休日：年末年始
電話：0154-56-2424
駐車場：あり（無料）

湿原展望台遊歩道で北斗展望台園地へ！

この展望台は、「湿原展望台遊歩道」の散策のスタート地点です。建物の裏手から、木道や土道で整備された約2.5kmの自然散策路が延びています。

この遊歩道を歩いていくと、森を抜け、湿原を見渡せる北斗展望台園地へと続きます。歩きながら聞こえるのは風の音と鳥の声だけすごく気持ちがいいです。

所要時間は片道およそ20～30分ほど。アップダウンがある箇所もありますが、基本は平坦でトレッキング気分で楽しめる程度です。軽いハイキング装備で挑めば、自然との一体感を存分に味わえる散策コースです。

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湿原展望台遊歩道をスポット別 見てみよう！

釧路市湿原展望台から遊歩道を歩くこと約30分。徐々に視界が開けてくると、湿原が広がる大パノラマが目の前に現れます。そしてゴールの北斗展望台園地に到着。遠くの森まで視界が続く様子は、歩いてきた人だけが味わえる特権です。

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途中の見どころは野鳥たち。双眼鏡を持参すれば木道でも歩く以外に楽しみを作ることができます。木道沿いには休憩用のベンチもあり、のんびり自分のペースで進むことも可能です。

遊歩道は約2.5km、アップダウンも比較的 穏やか。小学生以上の子どもでも無理なく歩けるコースなので、家族連れや自然散策初心者にもおすすめです。

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一緒に立ち寄りたい釧路のオススメスポット

南蛮酊（ザンタレ）

釧路エリアの名物グルメとして絶大な人気を誇る「ザンタレ」を味わうなら、外せないのが「南蛮酊」。山盛りのボリュームで提供される名物ザンタレは、サクッと揚がったザンギに、甘酸っぱくてコクのある特製タレをたっぷり絡めた豪快な一皿。噛むたびにジューシーな肉汁とタレの旨みが広がり、思わず箸が止まらなくなるおいしさらしいです。

見た目のインパクトも抜群で、初めて見ると誰もが驚くほどのボリュームですが、食べ進めると不思議と最後まで飽きずに楽しめるのが南蛮酊の魅力。ご飯がどんどん進む濃厚な味付けで、しっかり食べたい旅の途中にもぴったり！との情報を聞きつけて楽しみにしていたのですが、釧路観光の日をずらせずに定休日。とりあえず、お店の前まで行ってきました。

周辺スポット巡りの合間に「ガッツリ名物を食べたい！」という時、南蛮酊のザンタレは間違いなく旅の思い出に残る一皿。満腹と満足をしっかり味わえる名店なのは確かです。

住所：〒088-2145 北海道釧路郡釧路町遠矢１丁目３９−３９

営業時間 ：11:00〜19:00（土日 〜20:00）
定休日：月曜日、火曜日
電話：0154-40-3117
駐車場：あり（無料）
公式Instagram：西洋堂 南蛮酊

なごやか亭

「なごやか亭」は、北海道で地元の人からも観光客からも長く愛される人気の回転寿司店です。目の前で職人さんが握ってくれるスタイルが魅力で、新鮮なネタがどれも大ぶりで食べ応えがあります。旬の魚は北海道らしい旨みがしっかり感じられ、ついお皿が増えてしまうおいしさです。注文すると板前さんが元気に声をかけてくれる活気ある雰囲気も、この店ならでは。

店内はカジュアルで入りやすく、家族連れでも一人旅でも気軽に立ち寄れるのがポイント。観光途中のランチや、ちょっと早めの夕食にも使いやすいお店です。お寿司だけでなく、茶碗蒸しや味噌汁などのサイドメニューも充実しており、しっかり食べたい方にもおすすめ。

周辺観光を楽しんだあとに「せっかくだから北海道らしい海鮮を味わいたい」という時、なごやか亭は間違いのない選択肢。新鮮でボリュームたっぷりのお寿司を手軽に楽しめる、満足度の高いスポットです。

住所：〒084-0910 北海道釧路市昭和中央４丁目１−７

営業時間 ：11:00〜21:30
電話：0154-55-7581
駐車場：あり（無料）
公式HP：なごやか亭 釧路昭和店

世界三大夕日の幣舞橋

釧路観光でぜひ立ち寄りたい名所が、夕日の名所として知られる「幣舞橋（ぬさまいばし）」。ここから眺める夕日は“世界三大夕日”とも称され、その美しさは釧路市民だけでなく全国から訪れる旅行者を魅了し続けています。ゆっくりと日が傾き、釧路川の水面にオレンジ色の光が揺れる光景は、思わず足を止めたくなるほど幻想的。晴れた日はもちろん、薄雲がかかった日でも趣のある色合いが見られ、どんな瞬間でも心に残る夕景が広がります。

周囲には散策路やベンチも整備されており、観光の合間に立ち寄ってゆっくり景色を楽しむのにぴったり。橋の上に立つ四季像もフォトスポットとして人気で、夕日に染まるシルエットが旅の一枚に彩りを添えてくれます。

釧路ならではの澄んだ空気と雄大な自然が織りなす夕日を、気軽に楽しめる幣舞橋。周辺スポットを巡ったあと、日没前に足を運べば、忘れられない旅のクライマックスになります。

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住所：〒085-0015 北海道釧路市北大通

営業時間 ：24時間営業
駐車場：あり（無料）

レストラン泉屋

釧路の名物として知られる「スパカツ」を味わうなら、老舗の人気店「レストラン泉屋 総本店」は外せません。ジュージューと音を立てる鉄板の上に、たっぷりのミートソースとサクッと揚がったカツを乗せた迫力満点の一皿は、見た目にも食欲を刺激する釧路グルメの代表格。麺はやや太めでボリュームがあり、濃厚なソースとカツの旨みが絡み合う、クセになる味わいです。

店内はレトロで落ち着いた雰囲気が残り、どこか懐かしさを感じる温かさがあります。一人でふらっと入っても、家族や友人と訪れてもゆっくり食事が楽しめる居心地の良さが魅力です。観光途中のランチにも、しっかり食べたい日のディナーにもぴったり。

釧路を訪れたなら一度は体験してほしい“ご当地B級グルメ”。周辺スポット巡りの合間に立ち寄れば、旅のエネルギーを満たしてくれる満足感たっぷりの一品です。熱々の鉄板から立ち上る香りとボリューム満点のスパカツは、旅の思い出にしっかり残る味になります。

住所：〒085-0014 北海道釧路市末広町２丁目２−２８

営業時間 ：11:00〜21:00
電話：0154-24-4611
駐車場：なし
公式HP：レストラン泉屋総本店

釧路湿原を含めた釧路湿原観光モデルコース

釧路湿原を満喫するなら、展望台めぐりと釧路市街地散策を組み合わせたこちらのモデルコースがおすすめです。私が実際に歩いたコースを紹介します。

まとめ：釧路湿原は展望台めぐりが最高！

釧路湿原展望台の遊歩道から北斗展望台園地までの散策は、湿原の雄大さを間近に感じられる贅沢な時間でした。木道を進むたびに広がる景色が変わり、風にそよぐスゲ原や、静かに佇む湿原の森が訪れる人を包み込みます。北斗展望台園地からは、釧路湿原ならではの広大なパノラマが望め、季節ごとの色彩や表情をたっぷり楽しめました。歩きやすいコースながら見どころが多く、自然の魅力をしっかり味わえるルートです。釧路湿原をゆっくり感じたい人に、ぜひ歩いてほしい散策コースでした。