日本で一番早く朝日が昇るまち、北海道・根室。
その“東の果て”に立った瞬間、背中を押されるような風の冷たさと、どこまでも広がる水平線に心を奪われました。今回は、そんな日本最東端の地・納沙布岬を中心に、撮影スポット巡りやご当地グルメ、そして旅の証として手にした「日本最東端到達証明書」まで、体験したすべてをレポートします。
特に心に残ったのは、もともと鈴木食堂のオーナーだった店主が営む 「ライダーハウス エイト」 の名物・さんま丼。香ばしい脂と秘伝のタレが絡む味は、ここでしか味わえない特別な一杯でした。さらに、SNSでも人気の「四島のかけはし」など、つい写真を撮りたくなる絶景が点在。旅の記念に手にした証明書も、達成感に満ちた一枚でした。
この記事では、実際に歩いて感じた“最東端を旅する魅力”を、撮影スポット・グルメ・モデルコースとともに詳しく紹介します。
日本最東端のまち・根室|太陽が一番早く昇る地を旅する魅力とは

日本列島の最も東に位置する根室市。北海道の東端に突き出たこの地域は、本土で一番早く日の出が見られるまちとして知られています。夏至の時期には、午前3時半ごろに地平線の向こうから太陽が顔を出し、空が一瞬でオレンジ色に染まる光景は、まさに日本の始まりの景色。年間の平均気温は約6.5℃と涼しく、澄んだ空気が生み出すクリアな景色も魅力です。
車での移動も快適で、根室市街地から納沙布岬まではわずか23km(約30分)。最東端のまちをめぐる旅は「地図の端っこに自分が立っている」特別な実感と達成感を与えてくれます。
ここには、他では味わえない東の果て的スケールの広さと、どこまでも続く海の青さがあります。日本でいちばん早い朝を迎える旅、始めてみませんか?
根室・納沙布岬の写真スポットを紹介!Googleマップ付きガイド
根室の象徴とも言える納沙布岬は、まさに日本最東端を体で感じる場所。岬の先端に立つと、遮るもののない太平洋とオホーツク海が出会う圧巻の水平線が広がります。特に人気なのがSNSでもよく見かける「四島のかけはし」。ここでは北方領土との距離がわずか3.7kmという国境を感じる絶景を目の前にできます。
周辺には撮影スポットが多数あり、最東端を示す「日本本土最東端の地」モニュメント、歴史ある納沙布岬灯台(1872年点灯)、そして落日が海に沈む“逆光”の美しい撮影ポイントも揃っています。
風が強いことで有名ですが、その分、海の香り・波の音・空気の透明感が際立ち、まさに五感で感じる最東端体験。カメラを持って歩くだけで、特別な写真が次々に撮れる場所です。

根室・納沙布岬の写真スポットをGoogleマップでピン付け紹介して行くでい!
根室・納沙布岬周辺にある撮影名所を、Googleマップのピンとともにまとめました。写真映えするスポットばかりなので、観光ルートづくりの参考にもなります。各モニュメントの位置や雰囲気を事前に確認したい方におすすめです。
1.四島のかけはし

納沙布岬を訪れたら必ず立ち寄りたいのが、SNSでも人気の撮影スポット 「四島のかけはし」。北方領土返還の願いを込めて作られた大きなモニュメントで、湾曲した白いアーチが空に伸びる姿は迫力満点。特に晴天の日は、背景に広がる青い海と真っ白なモニュメントのコントラストが美しく、思わずカメラを向けたくなる風景です。

ここが特別なのは、ただのモニュメントではないということ。モニュメントの向こうに見える国後島まではわずか 約3.7km。日本で最も国境を“近くに感じる場所”という緊張感とロマンが詰まっています。根室に来たという実感が一気に高まる、旅のハイライトになるスポットです。
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2.希望の道

北方領土を望む岬に設けられた遊歩道で、平和への願いと領土返還への希望を象徴するルートとして多くの来訪者に親しまれています。
3.きぼうの鐘

納沙布岬に立つ鐘で、北方領土返還を願う思いを込めて鳴らすことができる象徴的なモニュメントとして訪れる人々に深い印象を与えています。
4.返せ北方領土 納沙布岬の碑

戦後失われた北方領土の返還を強く訴える碑で、歴史を伝える場として多くの人が足を止め、平和への意識を新たにします。

5.本土最東端 納沙布岬の碑

日本本土の最東端を示す記念碑で、太平洋とオホーツク海が広がる壮大な景観とともに、旅の節目を刻むスポットとして人気があります。
6.北方領土奪還祈願石碑

北方領土の平和的な返還を祈願して建立された石碑で、地域の長い願いと歴史的背景を伝える象徴的な存在となっています。
7.納沙布岬灯台

日本最東端に位置する灯台で、1903年点灯の長い歴史を持つ根室の象徴的存在です。荒波と霧の多い海域を航行する船を守り続け、周囲の雄大な景観とともに訪れる人々に厳しい自然と海の重要性を感じさせてくれます。
8.納沙布岬野鳥観察舎

渡り鳥が集う納沙布岬ならではの観察施設で、四季を通じて多様な野鳥を間近に観察できる自然豊かなスポットとして知られています。

9.オーロラタワー

納沙布岬を象徴する展望塔で、かつては北方領土方向の景観を望める人気スポットでしたが、現在は老朽化により入場できず、外観のみ見学可能となっています。
ライダーハウス⑧エイトで味わう“元祖さんま丼”

根室に来たら絶対に外せないのが、地元で愛される 「ライダーハウスエイト」 の名物・さんま丼。ここは、かつて大人気だった 「鈴木食堂」 のオーナーが営んでいるお店で、あの伝説の味を求めて全国からライダーや旅人が集まります。

運ばれてきた瞬間、まず驚くのは丼から溢れそうなほど美しく敷き詰められたさんま。脂がしっかり乗った根室産のさんまを使用し、その割合はなんと全国流通量の 約半分が根室産 と言われるほどの名産地ならでは。
特製の甘辛いタレがさんまの旨みを引き立て、ご飯との相性は抜群。ひと口食べるだけで「これはここでしか食べられない」と実感できる味です。さらに、味噌汁も付いていて満足感たっぷり。値段も1,000円台と良心的で、旅の途中に立ち寄る人が絶えません。

営業は基本的に9時から15時頃までですが、仕入れや準備の都合で不定期なこともあります。サンマがなくなり次第終了となるため、訪れる際はできるだけ早い時間に行くことをおすすめします。

店主の温かい雰囲気も魅力で、「また来たい」と思わせてくれる居心地の良さがあります。根室の“本物のさんま”を味わいたいなら、ここが一番の選択です。

新鮮な生さんまは脂がしっかりとのっていて、とろけるような食感。口に入れた瞬間、さんま本来の旨みが広がり、本当においしいと感じました。
住所:〒087-0165 北海道根室市納沙布35-2
営業時間 :営業時間は状況により変更
日本最東端到達証明書の魅力と入手方法

日本最東端・納沙布岬を訪れたら、「日本本土四極証明書」にも注目したいところです。これは日本本土の 最東端・最西端・最南端・最北端 の4地点すべてに到達すると完成する特別な証明書で、旅好きの間では“究極のコンプリート旅”として人気。


ここで「証明書をください」と伝え、名前と都道府県を記入するだけで証明書がもらえます。

納沙布岬では最東端分の証明書が入手でき、手にした瞬間、達成感がぐっと高まります。根室の旅をより思い出深くするアイテムとして、ぜひ追加してみてください。

日本最東端の到達証明書を無料でもらえた!!北、南、西。全部制覇したいな。

これは「本当に日本の一番東まで来た」という証明として発行されるもので、旅の記念として人気の高いアイテムです。実際に手にすると、達成感と“ここまで来たんだ”という実感が一気に湧き上がります。
証明書は 根室市北方領土資料館などで無料で受け取ることができ、発行時間は通常 8:00〜17:00 (季節により変動)で、岬に訪れた際にそのまま立ち寄れる便利さも魅力。
・根室市役所 商工労働観光課(根室市常盤町2丁目27番地)
営業時間:平日9時~17時
・根室市観光協会(根室市光和町2丁目10番地)
営業時間:9時~17時
・根室市北方領土資料館(根室市納沙布33番地2)
名前を書いて渡すだけで、数十秒ほどで受け取れる手軽さながら、旅の満足度は一気に上昇。証明書の裏側には最東端の緯度・経度(北緯43度23分、東経145度49分)が書かれているものもあり、地理的な“特別感”をより強く感じられます。

営業時間外などで直接受け取れなかった場合は、郵送で受け取ることができるで!
住所:〒087-0165 北海道根室市納沙布33−2
営業時間 :9:00〜17:00
定休日:水曜日(11月~4月)
電話:0153-28-2445
駐車場:あり(無料)
公式HP:根室市北方領土資料館
日本最東端をめぐるモデルコース(2時間で回れる)
初めて根室を訪れる人向けに、短時間で満喫できるモデルコースを紹介します。
- まず市街地から 納沙布岬 へ車で約30分(26km)。
- 岬で日本最東端を体感し、「四島のかけはし」や灯台を巡るのに約1時間を目安に撮影や散策。
- その後、徒歩5分で訪れる ライダーハウスエイト で名物のさんま丼を堪能。
- 食後は納沙布岬周辺の展望台や小道を散策して海の景色を満喫します。
さらに時間に余裕があれば、北方館や根室市内の港町を軽く散策し、土産物店で海産物を購入するのもおすすめ。全体で約2時間のコースですが、移動距離は最小限で、絶景とグルメを効率よく楽しめます。初心者でも安心して“最東端の旅”を体験できるプランです。
根室観光を最大限楽しむための注意点と服装ガイド|快適で安全な最東端の旅へ
根室を訪れる際は、季節ごとの気候や風の強さを意識した服装が快適な旅のポイントです。特に納沙布岬周辺は海風が非常に強く、年間平均風速は 約5.5m/s。夏でも涼しく感じることがあるため、薄手のウィンドブレーカーや長袖シャツがあると安心です。冬は氷点下になる日もあり、防寒対策や滑りにくい靴が必須です。
安全かつ快適な装備で、根室の絶景とグルメを余すところなく満喫しましょう。
アクセスと駐車場情報|根室・納沙布岬への行き方
納沙布岬は根室市街地から車で約30分(23km)とアクセス良好。釧路方面から訪れる場合は、国道44号線を利用するとスムーズに到着できます。
駐車場は岬周辺に複数あり、無料駐車場50台前後を完備。観光シーズンは午前中の到着がおすすめで、混雑を避けながらゆっくり散策や撮影が楽しめます。また、ライダーハウスエイトや北方館にも駐車場があり、短時間の観光やグルメ立ち寄りに便利です。
岬周辺は海風が強く、特に冬場は路面凍結の可能性もあるため、車で訪れる際はスタッドレスタイヤや防寒対策も忘れずに。アクセスと駐車場情報を事前に押さえておけば、最東端の旅がより快適でスムーズになります。
旅を終えて|日本最東端は想像以上の非日常だった

根室で体験した日本最東端の旅は、ただの観光ではなく、“ここに立った”という達成感が心に残る特別な時間でした。納沙布岬から眺める水平線、四島のかけはし、そして北方領土の距離感を感じる風景は、他のどこでも味わえない非日常。
ライダーハウスエイトのさんま丼や地元の海産物を味わいながら、港町ならではの空気を全身で感じる瞬間は格別。さらに、日本最東端到達証明書を手にした時の達成感は、旅の思い出として何年経っても鮮明に残ります。
根室は観光スポットがコンパクトにまとまっているため、短時間でも充実した旅が可能。訪れるたびに季節や天候によって違った表情を見せるので、何度でも足を運びたくなる魅力があります。ここでしか味わえない絶景と食、そして最東端ならではの体験を、ぜひ自分の目で確かめてほしい場所です。

